これまでとは打って変わって、お金の話をしたいと思います。
大事なことであり、皆さんにもぜひ知っておいていただきたいこととして、これから継続的に発信していきたいと思いますので、新たにカテゴリーを作ってしまいました。
大事なお金の話、第一回目です!
目次
お金を手に入れる方法について
皆さん、お金のこと考えていますか?
日々の暮らし、子供の教育、老後の暮らし、
様々にお金がかかわってきますし、これなくしては生活できません。
そんなお金ですが、手に入れる方法、どれだけあると思いますか?
①自分で働いてお金を稼ぐ
(自分の能力、労働を対価としてお金を稼ぐ)
②事業を起こしてお金を稼ぐ
(資本家、事業主として、人に働いてもらってお金を稼ぐ)
③お金に働いてもらって稼ぐ
(投資してリターンを得る)
世の中にお金を稼ぐ方法はこの3パターンしかありません。
お金持ちになりたいと思った場合、このどの手法でお金持ちになるか。
また、世の中のお金持ちはどの手法でお金を手に入れているのか!?
気になりませんか?
お金持ちと言われる大多数の方々は
②事業を起こしてお金を稼ぐ(起業)
か
③お金に働いてもらって稼ぐ(投資)
のどちらか、もしくは両方です。
残念ながら、①のように、自分の身をもって稼いでいる人
は超有名スポーツ選手など以外、ほとんどいません。
ほぼ例外なく②か③です。
私も今現在は残念ながら①の状況です。
しかし、
③にも手を広げ、少しずつ成果が出始めてきています。
今日はそのあたりも含めて紹介していきたいと思います
最近はやりのFIREって知っていますか?
最近、FIREという言葉が有名になってきていますが、知っていますか?
Financial Independence, Retire Early
日本語訳では「経済的自立による早期退職」
つまり、
働かなくてもお金が得られるので、早期退職して好きなことをして暮らす
という意味です。
一時期、仮想通貨などで一山当てて、億り人(おくりびと)などと言われる人もでたとか。
いや、私が言いたいのはギャンブルで一発当てて、悠々自適の生活ができる
ということではありません。
先ほどの
③のお金に働いてもらってお金を稼ぐ
つまり、投資をして着実に資産を増やしていく
ということが言いたいわけなのです。
FIREが可能となった人はほぼ総じて
年間の投資による収益(リターン) > 年間の生活費
となり、資産を減らさずに生活できるようになった状態
のことを言います。
日本人の投資状況について
日本人は保守的な思想なのか、汗水たらして働いたお金を貯金して貯めることが善であると思っているのか、貯蓄率が世界に比べて非常に高いです。
出典:日本銀行調査統計局「資金循環の日米欧比較」(2020年8月21日発行)
これを見ていただければわかるように、現金・預金が54%超と、圧倒的な比率となっています。
2020年12月末現在、日本人の個人金融資産1,900兆円のうち、現預金が1,056兆円(約54%)となっているようです。
一方、アメリカの場合、債務証券から株式までを単純に投資と捉えると、約51%が投資にお金を振り向けています。
日本と全く逆の構成比率になっていますね。
投資ってギャンブルなんじゃないの?
投資 = ギャンブル
だと思われている方が多いと思います。
儲かるということよりも損をするというイメージが強くあるんだろうと思います。
確かに、株など、プロの世界に素人が足を突っ込んで、身ぐるみはがされる
というようなイメージなんでしょうかね。
ある意味、それは正しいです。
しかし、一方で、それは一つの小さな視点から見すぎです。
投資(この場合、株式購入として説明しますね)で収益(リターン)を得る内容としては2種類あります。
・キャピタルゲイン(投資したもの自体の価格が上り、それを売ることにより儲けること)
・インカムゲイン(投資した対象から配当を得て儲けること)
ギャンブルだと思われる方は上のキャピタルゲインのことを想定しているのだと思います。
値上がりした、値下がりした、儲かった、損したと・・・
一方、普通に考えて投資という言葉から考えるべきは
インカムゲイン、つまり、毎年、収益の一部を配当としてもらうということによるものが本来の投資ではないでしょうか。
皆さんは投資という言葉を聞いた時、または自分が投資しようと思った時、どちらの収益のことを想定しますか?
理解しやすい言葉を入れますと、
短期投資(一か八か)
長期投資(ながーいお付き合い)・・・関西圏の方なら、どこかの銀行のCMを思い浮かべられるかもしれません。
で、この長期投資がすこぶる成果を生むということについて次に説明します。
以降、私が投資という言葉の意味はすべて長期投資と思ってください。
情報量が圧倒的に違いますし、また、株の売買の仕組み(システム)から言っても絶対に勝てるものではないのです。
(ここでは触れませんが、0コンマ何秒の世界で高速取引により売り買いでしのぎを削る世界があるということを知りました。システムとしてそう作りこまれてます。なので、素人は手出しできない世界なのです。)
デイトレードなどの株価をずっと見て勝負するような「ギャンブル」は素人には無理ということを覚えておいてください。(たまたま成功している、運のいい、もしくは勘の鋭い一部の人だけの世界です)
長期投資のススメ
ここから本題に戻ります。
長期投資のススメ。
要するに、投資元本を投じ、長期間にわたり売らず、保持し続けてその間ずっと配当をもらうということです。
また、その際、もらった配当はすかさず投資に回し、投下資産を増やしていくこと。
要するに
複利で増やす
ということが最強の投資手法です。
大事なことなので、もう一度言います。
複利で増やす
これです。
今、銀行にお金を預け(貯金)ても利子はほとんど付きません。
0.00何%とかでしょうか?
定期預金もほとんど付かないですよね?
一方、株式の場合、配当が付きます。
日本株式(日経平均)の平均利回りでも1.9%くらいです。
でも
と言ったのは、
アメリカはもっと利率が高く配当が得られます。
アメリカの主要500社(アメリカの主要な株を全て持っていると思っていただいて結構です)から構成する「S&P500」というものがあるのですが、その平均利回りは5%程度はあると言われています。(今は株価が上がってしまっているので、4%くらいでしょうか)
ちなみに、2001年から2020年までの20年間の平均利回りは6.78%らしいです。
で、それらを複利で運用した場合どうなるか?
簡単な例として単利と複利での比較をしてみます。
元本:100万円
運用期間:20年間(21年目の期初の金額として比較します)
運用利率:4%(年利)この場合、複雑ですので税金は考慮しません
(単位:万円)
単利:80万円(配当4%⇒4万円×20年) 元本と合わせると180万円(1.8倍)
複利:約119万円(1.04の20乗) 〃 219万円(約2.2倍)
どうですか?
単利は毎年4万円が配当としてもらえ、その分は貯金した体にしています。
複利の場合、配当をそのまま投資に回すことにより、更に配当が得られますので、単利の場合よりも大きな資産形成につながります。
また、配当だけで20年もすれば投資金額の倍になるわけです。
インカムゲインだけで、4%の運用なら20年で倍になるわけです。
これが例えば6%ならどうなるか。(1.06の20乗)
約320万円になります。3.2倍です。
配当だけで。です。
しかし、配当なんて、業績によって増減するんでしょ!?という意見もあることは理解しています。
その通りです。
でも、逆に配当が増えることもあるわけです。
先ほど出ていた、S&P500の20年間の平均が6.78%なんです。
実際、連続30年以上増配(配当の増額)をしている会社も多数あります。
で、何度も言うようですが、配当だけで、です。
株価が下がれば元も子もないじゃないかと言われる方、確かにその通りです。
しかし、そのリスクを減らす(なくす)手法があるわけです。
それがドルコスト平均法と言われるものです。
ドルコスト平均法とは?
簡単に言うと、株価が高い時も低い時もあるわけですから、一気に全部の有り金を突っ込むのではなく、毎年、毎月、同じ金額分だけずっと買い続けていけば安い時も高い時も平均されますよね?
要するに購入金額が平均されるわけです。
そこに配当分だけ毎年上乗せされていくことになりますので、株価の高低のリスクを平均化しつつ、配当だけは毎年しっかりともらうということです。
私は毎日同じ金額をずっと購入し続けています。(高い時も安い時も)
実は国(日本政府)もこの投資法を推奨しています!
ご存知でしたか?
いわゆる積立ニーサというやつです。
20年間、得た利益に対する税金を非課税にしてくれます。
(本来は利益の20%程度が売却の際に税金として取られます)
国も日本国民の貯蓄率の高さを何とかせねば、更には、老後の年金問題として、年金破綻の可能性もあることから、個人で貯めておくようにとのことでこの税制が設けられたわけです。
考え方、制度は分かったが、実際にどんな株を買えばよいのか?
との疑問があると思いますので、そこを解説します。
肝心の、投資対象、株はどれを買えばいいのか?
私の個人的な意見(というか、多くの方が言っておられますが。オリラジの中田敦彦さんもユーチューブで言っています。参考に以下にリンクを貼っておきます。)
投資先としては私も、
アメリカ株(S&P500)がいいのではないかと思います。
(ただし、投資は自己責任でお願いします)
ちなみに、S&P500のこれまでの動きを貼っておきますと、
一部リーマンショックやコロナ禍での一時的な下落はありますが、過去からほぼずっと右肩上がりです。(それだけアメリカ企業が世界中から富を集める仕組みが構築されているとみることもできると思っています。)
一方、日本株の状況も貼っておきます。
これを見ると、日本株ってずっと同じような価格帯でうろうろしていますね。
つまり、成長していないということなんです。
さて、話は戻りますが、S&P500よりも、人によっては全世界株だ、もしくは全米株だという人もいます。
そこは個人の好みでもありますので、気になる方は調べてみていただければと思います。
それぞれ、日本でも投資信託という形で(日本円で)購入できます。
投資信託とは、簡単に言えば、とある会社(ファンド)がお金を集めて、S&P500を構成している会社すべての株を代表して購入していると思っていただければ結構です。
この会社には手数料として、年間の口座維持費(これが会社の儲け)を払うという仕組みです。
証券会社にはさまざまな投資信託を扱われており、投信ごとに管理手数料が違います。
配当利率が5%程度のものに対し、管理手数料で2%も持っていかれると、儲けが少なくなりますので、可能な限り管理手数料が低い投信が有利なわけです。
しかし、手数料が高くてもリターンが高ければいいじゃないか。
プロが見た、儲かる会社だけに投資する商品(アクティブ投資と言われ、管理手数料が2%程度と高く設定されています)を購入すればいいんじゃないかと思われもしますが、世間ではどうもそうならないようです。
何も考えず、全部の株を購入したような商品(インデックス投資と言います)のリターンを超えることはあまりないと言われています。
インデックス投資のリターンは、会社の成長率(世界の成長率)に近い成長を遂げるのと同じと思っていただければいいです。
要するに、どれが上がるかなんて誰もわからず、結局は期待成長率に落ち着くということになるようです。
(私も最初はアクティブファンドの有名どころを購入して持っていましたが、超長期で運用するなら、その手数料がばかにならないなと思い、買い換えました。
例えば1千万円運用したとして、
2%の手数料を毎年取られた場合、年間20万円。
10年間だと200万円にもなるわけです。
インデックスファンドなら、年間0.09%くらいの手数料ですので、年間9千円
10年間でも9万円ですので、大きな違いですよね。
リターンもあまり変わらないとすれば、ね。
さて、話を戻すと、どれを買えばよいのか、私が購入しているのは
S&P500の投資信託です。
商品としては
三菱UFJ国際投信の「eMAXIS slim 米国株式(S&P500) 」(楽天証券で取り扱い)
や
SBI・V・S&P500インデックスファンド(SBI証券で取り扱い)
などがあります。
商品名を出しましたが、あくまでも投資は自己責任でお願いします。
今後の見込みについて
前述のとおり、アメリカのSP500を買っておけばよい。
(積み立てでコツコツと、ほったらかし投資)
ということを述べてきたところですが、
令和4年2月上旬の時点でみて、これからアメリカの金利は上がっていくし、株は下がるのではないの?
という意見もあります。
確かに、これまで経済対策、コロナ対策として、金融緩和として世界各国の政府・中央銀行はお金をばらまいてきました。
そのお金の行き先として、ここしばらく株式投資に資金が回り、株高になってきた側面はあります。
そして、金利が上がれば、より安全で確実な投資先(銀行預金や国債など)に資金が振り向けられ、株が下がるというのは当然の流れです。
私もそう思っています。
しかし、いつ、どれくらい下がるのか、誰もわかりません。
一括してドカンと株を買うというのであれば様子見が必要でしょう。
しかし、積み立てならばそのリスクも減らせます。
逆に「下がれば買い」なわけで、自動的に毎日購入の設定をしておけば、購入時点では下がってくれた方がうれしいのですから。
もし、資金を少しでもお持ちで、投資を全く始めておられない方は、まずは積み立てから始めることが重要です。
今からでも遅くはありません。
あなたも今から始めてみませんか?
そして、少し慣れてくれば、ドカンと下がった時に、それこそ一括して資金投入して大きな買いを入れる。
そういう手法をお勧めしたいと思います。
(ただしかし、いつ、大きな買いを入れるのか、そこが難しいんですよね。私自身、コロナの際に大きく下がった際にはそこそこの大きな金額を投入し、かなりのリターンを得ることができましたが)
また後日、私の投資成績など公表していければと思っています。
皆さんも第二、第三の収入源を持つことによる、
心の豊かさを手に入れてください。
それではまた。